秋保大滝(仙台市)概要: 秋保大滝は名取川上流の宮城県仙台市太白区秋保町 馬場字大滝に位置する名瀑で、周囲は景勝地としても知られ蔵王国定公園と宮城県立自然公園二口峡谷内にあります。秋保大滝は案内板によると「森と水と山の里、日本には、いたるところに名瀑があります。新緑の断崖から落下する純白の滝を先人たちは「神」とあがめかけがえのない遺産としてのこしてくれました。この秋保大滝が全国に約2500ヵ所もある滝の中から自然景観に最も優れた美しい滝として「日本の滝百選」の1つに選ばれました。この滝は幅6.0m高さ55mで昭和17年に国の名勝指定を受けている滝です。 宮城県観光課 」とあります。
別の案内板には「 名取川の全川断崖に逢著して瀑布を為せるものなり、高さ約55メートル、幅約45メートル、水量多くして両崖為に震動す東北地方稀に見る壮観を呈す。 瀑上に不動堂あり堂背の崖上を以て観瀑の好地となす。・・・後略・・・ 文部省 」とあります。
秋保大滝は誰が選定したのかは不詳ですが「みやぎの滝 10名瀑(三階滝・盗人滝・仙人大滝・清滝・色麻大滝・滑津大滝・秋保大滝・・・)」に数えられ、平成2年(1990)には環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3団体による日本の滝百選に選定されています。
又、秋保大滝は古くから信仰の対象となり、滝の入り口には平安時代に山寺立石寺(山形県山形市)を開山した慈覚大師円仁が創建したと伝わる滝本山西光寺(秋保大滝不動尊・東北三十六不動尊霊場29番札所)が境内を構え、修験の聖地になっていたようです。
秋保大滝:上空画像
|