旧第四連隊兵舎(仙台市)概要: 旧第四連隊兵舎は宮城県仙台市宮城野区 五輪1丁目に位置しています。旧第四連隊兵舎は明治7年(1874)に陸軍第二師団歩兵第四連隊の兵舎として建築された、宮城県内に現存する最古の洋風建築です。建物は木造2階建て、寄棟、瓦葺、外壁は白漆喰の大壁になっています。外壁の四隅を石張り、縦長の上げ下げ窓、玄関ポーチの曲線窓、丸柱と上下の柱飾りなどの洋風の要素を取り入れています。戦後まで兵舎として利用され、その後、米軍の駐留地、東北管区警察学校と利用者が変わり、内部などが改修されましたが、昭和52年(1977)に榴丘公園整備の為、残っていた7棟のうち6棟を解体し、残った1棟を建築当初の姿に復元し移築保存されました。
旧第四連隊兵舎は宮城県内に現存する最古の洋風建築として貴重な事から昭和53年(1978)に仙台市指定有形文化財に指定されています。現在は仙台市歴史民俗資料館として整備され一般公開されています。
旧第四連隊兵舎:上空画像
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