荘厳寺(仙台市)概要: 功徳山成就院荘厳寺は宮城県仙台市 青葉区新坂町に境内を構える浄土宗の寺院です。荘厳寺の創建は慶長6年(1601)本材木町に住んでいた鬼同庄兵衛が自分の屋敷に仏堂を建立し、京都法林寺に願いを請い開山したとされ、元和2年(1616)に現在地に移しています。境内には十一面観世音菩薩を安置し仙台三十三観音第六番札所となっている観音堂や原田家の霊を弔うためと伝わる三体の石地蔵があります。又、荘厳寺の山門は案内板によると「三間一戸の薬医門で切妻造本瓦葺の堂々たる門せある。江戸時代初期の上級武家門として数少ない遺構である。寛文事件で知られる仙台藩奉行(家老)原田甲斐宗輔の片平丁にあった屋敷門を移築したものと伝えられ、逆臣の門ということで、「逆さ門」とも呼ばれていた。老朽化のため、平成5年と6年の2ヵ年にわたり解体修理工事を行った。その際、柱材の上下を逆さに、左右の位置を交換して建て直した「門」であることが判明、「逆さ門」のいわれが明らかになった。 仙台市教育委員会 」とあります。
荘厳寺山門は江戸時代初期に建てられた上級武家屋敷の表門の遺構として貴重な事から昭和61年(1987)に仙台指定有形文化財に指定されています。
仙台三十三観音霊場第6番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩・御詠歌:ゆくすえをなほもたのしめいさおしを つみてかざりし花のうてなに)。山号:功徳山。院号:成就院。寺号:荘厳寺。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
荘厳寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-仙台市教育委員会
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