上沼八幡神社

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概要・歴史・観光・見所
上沼八幡神社(登米市)概要: 上沼八幡神社は宮城県登米市中田町上沼字八幡山に鎮座している神社です。上沼八幡神社は境内にある由緒が刻まれた石碑によると「本社は御冷泉天皇の御宇天喜元年(1053)源頼義、義家公によって御奉祀せられしなり。平安中期、蝦夷の安倍頼時貞任父子朝廷に反逆せし故、鎮守府将軍源頼義公日高見川(北上川)を北上し、八幡山に屯営す。更に康平治暦年中の二度に亘り義家公も当山に営を張り、八幡大神(穀物、産業、破邪、武神)に戦勝を祈願せしが霊夢を蒙り完勝す。よって武具を納め社地を寄進す。拝殿脇の姥杉がお手植と伝えられる。以来、世々の藩主祭祀を慎しみ、領民挙げて鎮守と崇敬し、家内安全、商売繁盛、身体健全等全ての開運、除災、心願成就の神としてその御神域は遠方に及び信仰授かりき。慶長9年、伊達宗直公登米寺池城主となるや氏神として社領武具を寄進、一方、西郷家は沼館城乾方鎮護となし、弓矢守護神として崇敬す。御社殿は文明2年(1470)大修繕を加え、安永5年宮殿を再建、朱塗りも鮮やかなため「奥州の朱八幡」と称されたと伝えらる。木組彩色、八角柱、十二支等の彫刻が風雅な趣きの桃山建築の名残りをとどむ。・・・・(後略)」とあります。

江戸時代中期に編纂された「風土記御用書出」で記載された八幡神社は大崎八幡宮亀岡八幡宮、屯岡八幡神社、当社と僅か4社だった事から江戸時代には既に名社としての認識があったとされ、その後に編纂された地誌にも度々記載が見られます。登米伊達家も篤く庇護し初代伊達宗直は慶長10年(1605)に社領を寄進、慶長12年(1607)には文庫箱一個、元和2年(1616)には槍一筋を奉納しています。さらに、2代伊達宗貞は寛永13年(1636)に御旗一旒を奉納し、11代伊達宗充は社殿の屋根の葺き替えなどを行っています。古くから神仏習合していましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式は廃され、明治6年(1873)に村社、明治40年(1907)に神饌幣帛料供進社、昭和4年(1929)に県社に列しています。

現在の上沼八幡神社本殿は登米伊達家9代村良が一部費用を寄進して安永5年(1776)に再建されたもので一間社流造、銅板葺(元茅葺)、内部には随神像2躯(登米市指定文化財)が安置、江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重な事から平成16年(2004)に登米市(旧中田町)指定文化財に指定されています。上沼八幡神社拝殿は本殿と同時期に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造板張り。随身門(神社山門)も本殿、拝殿と同時期に造営されたもので、入母屋、銅板葺、三間一戸、桁行3間、張間2間、八脚単層門、外壁は真壁造板張り、左右に随身像(豊磐間戸命像・櫛磐間戸命像)安置。

上沼八幡神社境内一帯は神域の為に保全された為、古木、巨木が数多く生い茂り中には樹齢数百年の松や杉が見られる貴重な自然な事から昭和61年(1986)に登米市(旧中田町)指定天然記念物に指定されています。同じく「姥杉」は上沼八幡神社の御神木、源義家が手植えしたと伝わるもので、推定樹齢950年、男杉:樹高25m、幹周5.6m、根元周6.58m、女杉:樹高28.7m、幹周6m、根元周7.75m、昭和61年(1986)に登米市(旧中田町)指定天然記念物に指定されています。毎年9月15日の上沼八幡神社秋季例祭にて奉納されている「加茂流法印神楽」は古式を伝える貴重な神事として昭和61年(1986)に登米市(旧中田町)指定無形民俗文化財に指定されています。境内には神社山門である随神門が配置されるなど神仏混合の形式を継承する古社で参道には大木が並び歴史を感じさせてくれます。祭神:応神天皇。

上沼八幡神社:社殿・境内・写真

上沼八幡神社
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