小原の材木岩(白石市)概要: 小原の材木岩は白石川の上流、七ヶ宿ダムの直前に位置し他を圧倒するだけの迫力があり、昭和9年(1934)に国指定天然記念物に指定されています。石碑によると「巨斑晶蘇輝石石英安山岩の岩漿(マグマ)第三紀層の基盤(水平層状の水成岩)を貫いて噴出し、冷え固まるときに三角〜六角柱状の節理をあらわしたものです。材木を立て並べた景観は自然の造形の妙である。材木岩高さ約六十五メートル、幅約百メートル」とあります。
伝説的には「飛騨工匠が一夜で不動堂を建てようとしたが、竣工まで至らず、残った木材が岩となった。」などと伝わっています。付近は材木岩公園として整備され七ヶ宿街道の上戸沢宿で検断だった旧木村家住宅(宮城県指定文化財:木造平屋建、寄棟、茅葺、平入)や、風穴を利用した2棟の氷室が復元されています。
又、材木岩の向かいには御堂が火事になった際、本尊である不動明王(飛不動明王)を飛び出して難を逃れたという虎岩があります(岩が虎の縞模様のように見える事から名付けられました。周辺は虎岩公園として整備されています)。
小原の材木岩:上空画像
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