片倉家歴代廟所(白石市)概要: 片倉家歴代廟所は宮城県白石市福岡蔵本字愛宕山に位置し、案内板によれば「仙台藩伊達家の重臣白石城主片倉小十朗景綱を中心に宗景までの十代の墓である。延宝8年(1680)、三代宗景は愛宕山から白石城を真東に望むこの地を墓所に選び、仙台の石工を呼び寄せ阿弥陀仏如来坐像を彫らせて墓標とした。
そばには、景綱に仕え、殉死した家臣6名の墓碑、及び、明治4年(1871)片倉家の家臣たちが、北海道は開拓移住(登別市・札幌市白石区・手稲区)した際に建てた片倉小十郎惣家中先祖代々の供養碑(書は二宮尊徳高弟片倉家家臣倉田耕之進聖純)がある。
碑銘には、後年白石に墓参りの為に来た者は上西・米竹・菊池その他の家を訪ねれば宿泊させるとある。なお、菩提寺傑山寺には杉木を標とした景綱墓、当信寺には、二代奥方(真田幸村息女阿梅方、同弟片倉四郎兵衛守信大八)の墓がある。」とあります。
片倉家廟所は貴重な事から昭和48年(1973)7月25日に白石市指定史跡に指定されています。
片倉家歴代廟所:上空画像
【 参考:文献等 】
・ ふるさとの文化遺産-郷土資料辞典4[宮城県]-株式会社人文社
・ 日本の城下町2[東北(二)]-株式会社ぎょうせい
・ 現地案内板
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