東鳴子温泉(大崎市)概要: 東鳴子温泉は田中温泉、新田中温泉、赤湯温泉、新赤湯温泉の総称で、それぞれ源泉が異なる為、泉質や効能が違います。東鳴子温泉の開湯には諸説あり8世紀から10世紀まで蝦夷に対抗する為、陸奥国(現在の東北地方太平洋側)で結成された玉作軍団が天平19年(747)にこの地を訪れた時には既に存在していたとも、仁治元年(1240)、壇ノ浦の戦いで敗れた平家縁の家臣がこの地まで逃れ源泉を発見したとも云われています。
江戸時代に入ると、仙台藩(宮城県仙台市:本城−仙台城)の藩主伊達家が設けた領内2箇所(もう1つは青根温泉:川崎町)の御殿湯の1つが設置され、岩出山要害領主(岩出山伊達家)の療養地(温泉地)としても名を馳せました。江戸時代末期には伊達慶邦が夫人を伴い湯治に訪れています。
東鳴子温泉:上空画像
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