耕龍寺(名取市)概要: 谷田山耕龍寺は宮城県名取市増田北谷に境内を構える曹洞宗の寺院です。耕龍寺の創建は室町時代の応仁元年(1467)に伊達家11代伊達持宗が開基となりで耕雲寺(新潟県村上市)の僧で持宗の5男を招いて開山したのが始まりとされます。
山門は白石城の移築城門と伝えられ、案内板によると「伊達藩家老職片倉家の居城であった旧白石城の門遺構の1つを明治の初め頃移築したものと伝えられている。門遺構は、総ケヤ木の素木造、屋根は切妻造の瓦葺、三間一戸の四脚門である。近世城郭の門遺構で現存する城門としても宏壮なものであり、市内でみられる数少ない武家造の建造物として貴重なものである。 名取市教育委員会 」とあります。※解体復元工事の際に調査した結果、薬医門に近い形式だったされます。
耕龍寺の山門は白石城の現存する数少ない遺構として貴重な事から名取市指定文化財に指定されています。境内に建立されている供養塔2基は伊達持宗とその夫人のものと伝わる貴重なもので、名取市登録有形文化財に登録されています。山号:谷田山。宗派:曹洞宗。本尊:聖観世音菩薩。
耕龍寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ ふるさとの文化遺産-郷土資料辞典4[宮城県]-株式会社人文社
・ 現地案内板-名取市教育委員会・名取市文化財保護委員会
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