蔵王寺概要: 蔵王寺は宮城県刈田郡蔵王町字倉石岳国有林賽の磧の蔵王エコーライン沿いに境内を構えている宗派単立の寺院です。由来等の詳細は不明。白鳳8年(679)、役小角が吉野山に鎮座する蔵王権現の分霊を不忘山の山頂に勧請し、その後、山岳修験として発展、最盛期には別当寺院である願行寺が四十八坊を擁する大寺院となり、その内の一坊だったと思われます。
その後、願行寺は荒廃し、戦国時代には3坊だけとなり明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、当寺も廃寺になったと思われます。その後、昭和28年(1953)になって現在地に復興しています。境内には数多くの石仏、石塔が建立されており霊場の雰囲気が感じられます。宗派:単立。本尊:延命地蔵菩薩。
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