蔵王連峰概要: 蔵王連峰は宮城県、山形県に跨る連峰で屏風岳(1825m)、刈田岳(1758m)、杉ヶ峰(1745m)、不忘山(1705m)、五色岳(1672m)以上宮城県、熊野岳(1841m)、地蔵山(1736m)、三宝荒神山(1703m)、瀧山(1364m)以上山形県などで構成されています。
近年まで噴火活動が度々繰り返され蔵王の象徴的な存在である御釜や噴気口などが見る事が出来、古くから信仰の対象にもなってきました。
白鳳8年(679)、役小角が吉野山に鎮座する蔵王権現の分霊を不忘山の山頂に勧請すると脈々と受継がれ、後年は蔵王修験として山岳信仰の拠点として宮城県側は刈田嶺神社(蔵王権現:願行寺)、山形県側は蔵王山神社(瀧山・酢川神社・熊野神社−三社一宮)が中心となりました。
火山であることから蔵王温泉、遠刈田温泉、青根温泉、峩々温泉などの温泉地が点在し、特に蔵王温泉は白布温泉(山形県米沢市)、高湯温泉(福島県福島市)と共に奥羽三高湯に数えられ3つの高湯に入湯すると長寿を得ることが出来ると云われています。
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