鈴木家住宅(春蘭亭)概要: 鈴木家住宅(春蘭亭)は宮城県登米市登米町寺池桜小路に位置し、案内板によると「鈴木家は、紀伊の国(今の和歌山県)熊野の鈴木氏から分かれた一族であり、鈴木将監重信公の代に、登米伊達初代藩主相模宗直公が、水沢城より登米に移るに伴い慶長9年に移住し班列一族、知行高6211丈を賜り外道川原に戦功をたてた。
元禄時代頃、鈴木家の屋敷は後小路東角地に見出せるが、天保10年以後に現屋敷に移ったものであり、登米の武家屋敷の一般形式とは異なり「直ご家形式」になっているのが特徴である。本施設は、登米町の武家住宅に接し投じの面影をしのんでいただくため、無料休憩場「春蘭亭」として整備したものである。 登米町 」とあります。
鈴木家住宅(春蘭亭)は木造平屋建て、寄棟、妻入、外壁は真壁造り鏝仕上げ、茅葺の建物で、玄関には式台があり格式の高さが感じられ、華美な装飾がなく素朴で当時の地方武士の暮らしぶりが雰囲気で伝わってきます。登米町の武家屋敷の中で唯一一般公開され貴重な事から平成元年(1989)に登米市(旧登米町)指定有形文化財に指定されています。
春蘭亭:上空画像
|