熊谷家住宅(登米町)概要: 熊谷家の表門は案内板によると「中世の豪族、葛西氏居館の裏門を移したもので、江戸時代初期以前のものと伝えられる。四脚門の変形か薬医門に似ており、もとは茅葺、、素朴で安定した古風な門ながら堅実な建築で、昔日の威容を偲ぶことができる。」とあります。
熊谷家表門は切妻、銅板葺き、三間一戸、潜戸付、外壁部は真壁造白漆喰仕上げ、案内板には四脚門の変形、又は薬医門としていますが、正面から見た感じでは八脚の単層門に近い印象を受けます。門の間口の広さからいうと登米町の中では最大級で、当時は分かりませんが門扉がなく、実用的というよりは権威的な存在に感じます。
熊谷家の表門は寺池城の数少ない遺構として貴重な事から名称「伝寺池城搦手門」として昭和51年(1976)5月27日に登米市(旧登米町)指定文化財(建造物)に指定されています。
寺池城裏門:上空画像
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