川崎町: 円福寺

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概要・歴史・観光・見所

円福寺(川崎町)概要: 圓長山円福寺は宮城県柴田郡川崎町大字支倉宿に境内を構える寺院です。円福寺の創建は不詳ですが平安時代後期に開かれたと伝えられています。中世に入ると支倉家が庇護し室町時代後期の天文14年(1545)には背後の高台に支倉家の居城である上楯城が築かれます。

慶長18年(1613)、支倉常長は伊達家の大使として欧州に派遣(慶長遣欧使節団)され、洗礼を受けローマでは貴族に列せられましたが、元和6年(1620)には江戸幕府によるキリスト教の禁教令が発令され、志半ばで帰郷し上楯城で軟禁、2年後に菩提寺である円福寺に葬られたと伝えられています。

境内には常長の墓碑(常長の墓と伝わるものは円福寺の他、大郷町光明寺、仙台市光明寺の3箇所)と伝わる宝篋印塔や常長の従者で欧州にも随行した者の墓とされるイカリ印の墓(古くからキリシタンの墓と伝えられえていた。)が建立され、本堂には本尊である延命地蔵菩薩(平安時代末期作・御丈三尺位塑像)と脇侍であるマリア観音像が安置されています。

柴田三十三観音霊場第27番札所(札所本尊:十一面観世音菩薩・御詠歌:濁りなき 小沢の水に 澄む月は 波にくだけて 光とぞちる)。山号:圓長山。宗派:真言宗智山派。本尊:延命地蔵菩薩。

円福寺:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-川崎町教育委員会


円福寺:ストリートビュー

円福寺:写真

円福寺
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