金蛇水神社(岩沼市)概要: 金蛇水神社は宮城県岩沼市三色吉字水神に鎮座する神社です。金蛇水神社の創建年は不詳ですが創建に関わるとして次のような伝承が伝わっています。
平安時代中期の一条天皇(第66代天皇・在位:寛和2年:986年〜寛弘8年:1011年)の頃、京都の三条に住んでいた小鍛冶宗近が天皇の勅命により宝刀を献上する事となり刀を鍛える霊水を探し旅にでます。
宗近がこの地に来た時、水神宮の近くを流れる霊水を見つける事が出来た為、宝刀を打ち付ける事が出来ると、宗近はこれを感謝し雌雄一対の蛇を鋳造して水天宮に奉納しました。これが現在でも社宝として守り継がれ、神社名もこの故事から金蛇水神社となったそうです。
又、金蛇水神社境内には東北地方最大の八臂弁財天が祀られ、「九竜の藤」と呼ばれる推定樹齢300年の藤の木もあります。金蛇水神社は近隣からの信仰も篤く、特に厄除開運、商売繁盛、金運円満、海上安全に御利益があるそで参拝者が絶えません。
金蛇水神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、妻入り、桁行5間、正面3間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。金蛇弁財天社は金蛇水神社の境内社で、社殿は木造平屋建て、入母屋、鉄板葺き、平入、桁行3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り、内部には祭神である弁財天が祭られています。祭神:金蛇大神(水速女命)。相殿:大己貴命・少彦名命。
金蛇水神社:上空画像
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