栗原市金成: 日枝神社

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概要・歴史・観光・見所

日枝神社(栗原市金成)概要: 日枝神社は宮城県栗原市金成中町に鎮座している神社です。日枝神社の創建は奈良時代の天平18年(746)に勧請されたのが始まりとされ、社号と祭神から察すると現在の滋賀県大津市坂本に鎮座している日吉大社の分霊が勧請されたと思われます。

当初は別地に鎮座していましたが、平安時代末期の貴族・儒学者である清原業隆が当地に遷座したと伝えられています。元々は山王神社と称されていたそうでが、後に日枝神社に社号を改めています(拝殿に「日吉宮」の扁額が掲げられていた事から日吉神社と呼ばれていた時期があったと思われます)。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治7年(1874)に村社に列しています。

日枝神社は街道から参道が延びていてかなり奥まった所に鎮座していて、拝殿は、木造平屋建て、入母屋、銅板葺、正面千鳥破風、桁行3間、張間2間、正面1間軒唐破風向拝付、「日吉宮」の扁額、千鳥破風や唐破風が付くなど豪華な造りで、蟇股や虹梁、木鼻などかなり細かく彫刻されている事から江戸時代後期以降の建物だと思われます。

普段は見ることが出来ませんが、拝殿内部の天井は格天井になっていて様々な絵が描かれているそうです。

本殿は三間社入母屋造、銅板葺きの建物で、外壁は真壁造り板張り、朱色に彩色されているのが目に付きます。建築年は不詳ですが、彩色や彫刻から桃山文化の影響を強く受けた江戸時代初期に造営された建物と言えます。

日枝神社社殿は江戸時代の神社建築の遺構として貴重な事から昭和60年(1985)に宮城県指定有形文化財に指定されています。祭神:大山咋命。

日枝神社:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-金成町教育委員会


日枝神社:ストリートビュー

日枝神社:写真

日枝神社
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