親子松(七ヶ宿町)概要: 滑津宿から七ヶ宿街道を沿いに 滑津大滝を越えると2本の大きな松が見えてきます。樹齢350年とされる大木(樹高:20m、樹幹:1.5m、樹種アカマツ)の下は古くから、草鞋を履き替えて旅人達の休憩場となっていたそうです。付近には道祖神(地元ではドウロクジン)が祀られ七ヶ宿街道の利用者が道中安全を祈願して、両脇には3m程の大きな草鞋(表:女性・裏:男性を表している)が奉納されています。
案内板によると「道祖神は古来、道路や旅行者を守る神 他 村人の運命をつかさどり 縁結び 子どもの守り神として信仰されてきた 今度 わらじを奉納する古事にならい 町運隆盛 家内安全 商売繁盛 交通安全等の諸願をこめて謹んで寄進する。・・・・」とあります。道祖神の石碑自体は男根を表現しているようで、往時は子宝、安産の神として祀られていたと思われます。親子松はアカマツの大木で七ヶ宿街道の旧観を留める貴重なものとして平成7年(1995)7月に七ヶ宿町指定天然記念物に指定されています。※平成22年(2010)7月に親子松が松くい虫の被害により枯れた為、天然記念物の指定が解除され伐採されています。
親子松(大草鞋・道祖神):上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板
・ 石碑(道祖神の碑)
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