丸森町： 旧丸森郵便局

旧丸森郵便局概要：　旧丸森郵便局は昭和１０年（１９３５）に建てられた近代建築で、木造２階一部平屋建、片流、鉄板葺き、建築面積９３�u、設計は長谷川久一。腰周りは石造（花崗岩）で１階部分が煉瓦積風スクラッチタイル貼、当時は縦長の上げ下げ窓を採用していた思われます。

２階の外壁は人造石洗出し仕上げ、窓上部はファンライト状に半円形の欄間を模ったレリーフを施しています。軒廻りも蛇腹（蛇がうねったような意匠）を採用し凝った意匠で模られています。１階玄関にの両脇には丸柱があり上部には柱飾りが施され洋風建築の要素を取り入れています。

旧丸森郵便局は昭和初期に建てられた近代金融建築の遺構として貴重で、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から、平成２１年（２００９）に国登録有形文化財に登録されています。

【 参考：文献等 】 ・ 現地案内板