八島家住宅(旧検断屋敷)概要: 八島家住宅は案内板によると「八島家はもと奥州街道の岩沼宿本陣と南町検断を兼ねた家である。本陣は、他藩の大名や幕府の役人が宿をとり、仙台藩主の伊達氏が宿泊または昼食をとるときは、御休所と呼ばれた。」とあります。
旧街道側には変形な楼門形式の長屋門が現存(年代不明、切妻、桟瓦葺、三間一戸、上層部は格子戸、下層部は真壁造り鏝押え、腰壁は下見板張り縦押縁押え、両側の長屋から桁が伸び、出桁造りのように2階が乗っている特異な形式が採用されています。)していて両側が長屋として使われています。このような形式の門は極めて珍しく初めて見るタイプです。
特に文化財指定はされていないようですが、敷地内に残されている文庫蔵と共に岩沼の歴史性や町並み保全の為にも長く保存してもらいたい建物の1つです。
旧検断屋敷:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 日本の城下町2[東北(二)]-株式会社ぎょうせい
・ 現地案内板
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