柴田町: 八雲神社

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概要・歴史・観光・見所

八雲神社(柴田町)概要: 八雲神社は宮城県柴田郡柴田町大字入間田字古内に鎮座している神社で、案内板などが無かった為、詳細は分かりませんが、平安時代初期の大同元年(806)に創建したそうです。祭神は素盞之命で神社名からも八坂神社を勧請し、創建年から坂上田村麻呂が関係していると考えられます。

又、鎌倉時代初期の文治2年(1189)に源義経の家臣だった鈴木三郎の家来(水原平兵衛重氏)が義経の後を追い殉死した三郎の氏神(祇園牛頭天王の御神体)を入間田に遷座したとの言い伝えも残っています。どちらが真偽かは分かりませんが、神社の規模や拝殿に奉納された絵馬などからして古くから周囲の人々の信仰の対象になっていたと思われます。

江戸時代に入ると仙台藩(藩庁:仙台城)の藩主伊達家の祈願所として庇護され江戸時代後期の文化年間(1804〜1818年)には武運長久の祈願が行われ社領3貫が寄進されています。

古くから神仏習合し別当寺院として医王山大泉寺が祭祀を司り、「祇園宮」や「牛頭天王社」、「祇園牛頭天王」などと呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏教色が一掃され、社号を現在の「八雲神社」に改めて明治4年(1871)に村社、明治7年(1874)に郷社に列し、明治40年(1907)に神饌幣帛料供進神社に指定されています。

八雲神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、平入、桁行3間、梁間2間、正面1間向拝付、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社流造、銅板葺。

神門は同じ柴田町に鎮座している拆石神社と同様に参道の両脇に石垣を組み、その上に長床(神門)を建てた山門形式を取っており、さらに八雲神社では石垣から大きく張り出し、神楽殿のようになっています。

境内には鐘楼がある事からも神仏混合の名残が見受けられます。八雲神社に伝わる付属榊流神楽は古式をを伝える神事として貴重な事から昭和48年(1973)に柴田町指定無形文化財となっています。祭神:武速須佐廼男命。

八雲神社:上空画像


八雲神社:ストリートビュー

八雲神社:写真

八雲神社
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