姥ヶ懐集落(村田町)概要: 姥ヶ懐集落は伝説と民話の里としてまちづくりを展開している集落です。様々な伝説をモチーフとした公園を整備し、民話伝承館や産直館なども建てられています。
姥の手掛石: 源頼光(平安時代中期の武将、清和源氏の3代目)の家臣渡辺綱が京の都の羅生門で鬼を退治し、その腕を切り落としました。鬼は腕を失いながらも逃走し姿を消しました。渡辺綱は鬼の腕を石の長持に入れ全国を探し回ります。綱が姥ヶ懐集落へ来たとき、叔母に姿を変えた鬼が、綱をだまし、腕でを取り戻すと囲炉裏の自在鈎を伝って天井の煙出しから外に逃げ出した。鬼は川を飛び越えた時、手をつきましたが何とか逃げる事が出来、綱は大変悔しがりました。それ以来、姥ヶ懐集落では、囲炉裏に自在鈎を付けず、屋根の煙出しは無くなったといいます。又、節分では「鬼は外」とは言わなくなったそうです。
姥の黒松: ふるさとおとぎ苑の駐車場付近にある黒松は、平成6年(1993)に松食い虫の被害から枯れたそうです。前九年合戦(平安時代後期に奥州の豪族安倍氏が起こした朝廷に対する反乱。)の時は既に巨木だったそうで、数千年の歴史を刻んでいます。この松は願掛けの松で、熱心に祈願すれば願いが成就するとの言い伝えが残っています。
熊野権現: 昔、此処(写真右から一枚目)から熊野権現が白鳥に姿を変え飛び立って小泉に向ったそうです。現在小泉には白鳥が降り立った場所に熊野神社が建立されています。
姥ヶ懐集落:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-村田町観光協会
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