旧田山家住宅(村田町)概要: 旧田山家住宅は元武家屋敷で、江戸時代末期の慶応2年(1866)に書かれた「居屋敷並び家中屋敷絵図面」で「鳥羽善右衛門屋敷ニ佐藤理作」とあり、江戸時代までは鳥羽氏が住んでいたと考えられます。明治38年(1905)に田山家の所有となり、平成6年(1994)に町へ寄贈するまで続きます。
主屋は木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入の建物で、屋根の形状から、元々は萱葺だったと思われます。屋敷内に設けられている土蔵は、土蔵造り2階建て、切妻、桟瓦葺き、置き屋根、外壁は白漆喰仕上げ、1階の外壁は板張り覆い。
主屋の建築年は江戸時代後期、土蔵は大正時代と考えられ、村田城(所)の城下に残る唯一の武家屋敷として貴重な存在と言えます。旧田山家住宅は平成6年(1994)に村田町指定文化財に指定されています。
旧田山家住宅:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-村田町教育委員会
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