峠田大日大聖不動明王(七ヶ宿町)概要: 七ヶ宿街道滑津宿近くにある大日大聖不動明王の創建は江戸時代、「またぎ」が成田山新勝寺(千葉県成田市:真言宗智山派)から分霊を勧請した事が始まりとされます。
伝承によると当地に大蛇が現れ住民に悪さを働いた為、住民は腕利きの「またぎ」に依頼しましたが、その「またぎ」も手におえず、成田山新勝寺に大蛇退治の祈願をしたところ見事、五郎山の合間の奥深い渓谷「馬立の龍」に追い詰め討ち果たす事が出来ました。「またぎ」は新勝寺の本尊である不動明王に感謝し分霊を勧請したと伝えられています。
当時は峠田集落より山間部の「馬立の龍」にありましたが、七ヶ宿スキー場開設に伴い現在地に遷されその際、改めて成田山新勝寺から分霊が勧請され僧侶も招いて法要が行われています。境内には高さ5〜6mの小さな瀧があり不動明王が守る聖地として独特な雰囲気をもっています。御堂は入母屋、銅板葺、平入、桁行2間、梁間1間、正面1間向拝付。特に家内安全、家運隆昌、身体健全、生業繁盛に御利益があるとされます。
峠田大日大聖不動明王:上空画像
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